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久保時の方の歌。

f0090822_133468.jpg久保時ボーカルアルバム
『LOVE×ALL』も本日発売です〜。
横浜ライブを見据えたBESTアルバムという企画で進行していたので、ジャケットには思いっきり横浜の写真をはめ込んでみました。15曲中、12曲まで作詞で参加させて頂いているアルバムなので、こうして1枚にまとまった事が感慨深いです。足掛け7年----------折角なので思い出話込みで解説を書いてみました、CD聴きながら読んで頂けたら面白いかと。以下、自分が作詞で携わっている曲が中心です(順不同)。
『Knockout drops』
「飲み物にこっそりと混ぜる薬物」という意味のタイトル、これを決めるのにすごく時間かかったのを憶えてます。作曲の西岡氏からデモテープを頂いた時、ノイズ混じりな乾いたモノクロの街並…というイメージがガッと襲って来て、うわぁすげぇ…WAだぁと感動。そして右も左も分からぬ状態で、こんな難しい曲の歌詞を書かせて頂きました…(泣)。執行部のOVA2巻特典映像では、この曲でWILD ADAPTERの初アニメーションPVを作って頂いて、しかもその絵コンテまで(初めてフルで)担当させて頂いたので、個人的には今でも「WAの主題歌といえばコレ」という印象の曲です。
『零唄〜Love song』
作詞を担当させて頂いた中でも、かなり気に入っている曲。そして多分、今迄で一番悩まずにサラッと書けたのもコレ(笑)。思いつく単語や状景を淡々と羅列していって、それがひとつづつ“世界”から消えてゆく感じ、全部が無くなって最後に残るのは……というイメージで書きました。タイトル通り、WA流のラブソングに出来たんじゃないかと。ボーカルお二人の声の重なり方がすごく心地よくて、でも最後の「目を閉じたふたり」だけあえて少しタイミングがズレる処が、画が浮かぶようなポイントになっていると思います。最近カラオケにも入ったとか。
『常夜灯』
一番最初にカラオケに入ってビックリした曲(笑)。これまで久保時はクールなラップ曲からロック調の範囲だったので、「たまにはこんな物も?」とあえて暖かい雰囲気のバラードを西岡さんにリクエストしたら、こんな素晴らしい曲を提供して下さいました。作詞の段階で、逆にこういう曲が不慣れで悩んでしまったのですが(笑)、タイトルがぽっと決まったらスルスルと書けたのを憶えてます。曲の持つ温もりを損なわないように、捻らないストレートな(暖かさが逆に切ないような)、画の浮かぶ歌詞を心掛けました。読者さんよりも寧ろ、CD制作スタッフや編集さんに「この曲は良い!」と言って下さる方が今も多いです。
『Wandering』
読者さんの反響が一番大きかった曲。私も一番聴き込んだ曲。以前も書きましたが、ドラマCDを通して聴くと本当にエンドロールのようにこの曲に入るので、イントロで鳥肌立ちました。西岡さんとスタッフの方の力が素晴らしい…。歌詞は、1本漫画のネームを切るような気持ちで書きました。楽曲自体がすごくドラマチックなので、それに負けないようにと、各所に散りばめられたメロディーの盛り上がり処にも気を使いました。個人的には「空っぽの部屋〜口笛吹く」のくだりで自己満足してます(笑)。未聴の方は是非ドラマCD『WA04』で通して聴いて頂きたいなぁと思います。
『泡沫』
出会い編(日記編)の主題歌だったので、白紙の状態からポツポツと綴られていくイメージが欲しくて、「イントロ無しでボーカルから入る曲を」とお願いして作って頂きました。歌詞を提出する数分前まで、タイトルを『疑問符』と付けて綴っていたのですが、書き上がる直前に『泡沫』に変更。ドラマCD05の(初期広告用の)メインビジュアルが、二人が水の中に沈んでゆくイラストで、その絵を眺めながら作詞しました。「どうして」という疑問符が、泡のように浮かんでは弾けてゆくカンジ。複雑な心情もすべて、一緒に沈んで融けてくカンジ。墜ちて行く覚悟とか、諦めとか、快感とか不安とか……そんな雰囲気を目指しました。西岡さんの編曲が素晴らしく、またボーカルお二人の感情の込め方が凄い。役者さんの力を思い知らされる曲。
『三日月の夜』
執行部のCDでこういう曲調なので、歌詞も「未成年の微妙な恋愛」をテーマに書いてみました、よ!!(←急に恥ずかしさが込み上げて来たらしい)…このくらいの距離感の、もどかしい感じが甘酸っぱくて個人的に萌えるかもしれないです。まぁ漫画では滅多にこーゆーの描かないですけど(笑)。久保時では意外と珍しいタイプの曲ですが、お気に入りです。当時は「キンキ風?」とか言ってましたが、今聴くとタキ翼だね(笑)。スピード感があってライブ向き、以前森川さん個人のライブに石川さんがゲスト出演された際に、この曲歌って下さってます。
『dog-end』
タイトルは、スラングで「吸い殻」の意味。久保田のソロ一発目なので、分かり易い久保田節です。頂いた曲がとてもアンニュイだったので普通にWAのイメージで作詞して、気付いたらコレ執行部のアルバムだった……という、やらかしちゃった感の否めない曲。サビは「吸い殻の人々」というニュアンスですが、endがandにも聴き取れて「犬と人々」にもとれるといいなぁなんて思って書いたので、歌詞も「吸い殻」と「犬」の二重イメージにしたつもりです。
『spoil』
久保田の歌詞は書き易いなぁ!!と実感した曲。先のソロ曲『dog-end』とはかなり対照的で、久保田の人格破綻っぷりが伺えます(笑)。森川さんが明るめに(かつブラックに)歌って下さってて、それがまた狂気的。久保ちゃん一見優しそうに微笑みながら頭ん中はグログロだよねって感じが…(笑)。因に「ブラウン管では…」のくだりは、丁度これ書いた頃(小泉首相が訪朝した時分)某国の将軍様のドアップと、時を同じくして多摩川に現れたアザラシのタマちゃんとが、交互にニュース番組で流されていたので、ああなりました。時事ネタなので今となっては「?」てカンジかもしれませんが(歌詞に時事ネタはアウトだって)。
『bit of life』
テーマは「少年エロス」です(笑)。WAとも執行部ともつかないボーカルアルバム用の曲だったので、「時任=微妙な年頃の少年」を描いてみようかと。落ち着いて立ち止まってられない感じだったり、未成熟な性概念だったり、一直線かつ捩じくれた強さだったり脆さだったり、その辺の危うさって何だかエロチックだよなぁと思います。歌詞で表現しきれなかったかもしれないけど、何もコンセプト伝えてないにも関わらず石川さんのボーカルがいつも以上にセクシーで、助けられました(笑)。色んな単語を無作為にブチ込んだので、書いてて楽しかった歌詞。刹那的にしようと思ったら詰め込み過ぎた…。
『The Very-Go-Round』
久々に聴いたら良いですねこの曲、カッコイイなぁ。「頑是無い希望」って単語をとにかく使いたかったのは憶えてます。これの歌詞は作詞家の相田毅氏との共作になってます。てゆーかこんな難しいラップ曲は、素人の私には敷居が高すぎる!!(泣)という事で、私の方からは先に、タイトルとサビの歌詞と、あとはかなり虫の食いまくったA&Bメロの歌詞(最早それっぽい単語を羅列しただけの物…)を「〜〜ゴメンナサイお願いしマス!!」と提出しまして、相田氏に綺麗にまとめて仕上げて頂きました。そんな経緯もあり、時任のソロ曲『Scarface Groove Part2』はハナっから諦めて完全丸投げに…(苦笑)。石川さんが「何で俺の曲ラップばっかり?」と仰ってましたが、巧みに歌えてしまうからだと思う…。
『Heaven's door』
執行部OVAのOPテーマ、「いかにも!」って感じの曲なのでやっぱり「いかにも!」な歌詞を書かせて頂いてます。…執行部は難しい事考えないでいいので楽ですね(笑)。コレ聴くと執行部、また描きたくなるなぁ。個々のメンバーがまた動かすの楽しいんですよね。書き下ろしのCDドラマとかで出したりして頂けませんかマリンさん?って、私より読者の皆様がリクエストして頂けると、有り得るかもしれませんね。執行部アニメのOP(コレ)&ED(moment)の2曲だけが西岡さんの曲ではないので、久保時としては風変わりな気がします。
『moment』
執行部OVAのEDテーマ。曲は爽やかなのに歌詞が暗い(苦笑)「いつか死ぬ日の…」になっちゃってますけど、OPが「楽しい日常」ならこちらは「放課後の切なさ」みたいな物を出したくて。いつか終わりが来るけれど、みたいな。この頃から、森川氏石川氏とも「ライブやりたいね〜」ってお話ししてたので、会場の皆と歌える物も若干意識してます。イメージは放課後の生徒会室や屋上だったのですが、OVAではその通りなED映像を作って下さってました。
その他の3曲
『Blood,Sweat,No Tears』記念すべき久保時初ボーカル、しょっぱなからなんちゅーマニアックな曲を!!と度肝を抜かれました(いや希望出したのは私だけど・笑)。ショーの始まり!って感じの出だしもイイですよね。『E.O』すっごく好きで、初期のWA描きながら「イメージ湧くなぁ」と聴きまくってました-------でも執行部のCDの曲なんだよねコレ…(笑)時任歌上手すぎ、久保田カッコ良すぎ(←褒めてますよ)。『Scarface Groove Part2』先に書きましたが、こんな曲の作詞が素人に出来るわけありません。石川さんが一人5役で歌われている、もはや時任を飛び越えてしまった曲です(笑)。
ボーナストラック4曲
『三日月の夜 07'mix』編曲に切ないテイストがプラスされて更にカッコ良い!『零唄〜Love song 07'mix』は、もうコレ凄い好きです個人的に。元の『零唄』はボーカルが前に来ていて、勿論それ在りきなんだけど、こちらは編曲で更に退廃感が強調されてますよね。PV作りてぇ…!!と思いました。頭から最後まで隙がない、音の作り込み方が凄い…是非大音量で聴いて下さい。『泡沫』各ソロバージョン、面白いですねコレ。お二人の歌い方はそれぞれ全然違うんだけど、デュオに合わさるとあんなにひとつにまとまっているという…。バックコーラスで、遠く微かに相方の声が混じって来るのもまたツボです。しかしソロになった途端、久保田のヘタレっぷりと時任の男前っぷりが際立つのは何故……(笑)

ミニアルバム『Go the Limit』が8月に発売されるまでは、こちらのアルバムを聴き込んでライブに備えて頂ければと思いますですよー!
アルバム『LOVE×ALL』の視聴は→コチラから。
by nitro_mine | 2007-06-22 00:01 | 仕事関連レポート